ボーカルやシンガーソングライターの人がよく言う、
「私、譜面かけないんです。。。」ってセリフ。
この記事は、それを言っちゃってる人に読んでほしい。
(ダンサーの人も、ミュージシャンとコラボの時なんかには言うかもしれないけど、それは今はおいておく)
いいですか?
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演奏を頼んだけれど譜面がない、そんなとき
ライブなんかで、演奏のサポートを頼みますよね。
譜面がないと、本来譜面で伝わるべき事が、伝わらない。
ミュージシャンは、その曲がどんな曲で何をしたら良いのか、分からない。
その結果、オリジナル曲であれば、手探りで音をだすのに付き合わせたり、カバー曲であれば、ミュージシャンが耳コピする必要がでてくるわけです。
言ってしまえば、ムダな時間です。
仮にあなたが十分なギャラやそれに変わる価値を提供しているなら、
まぁ良いとしましょうよ。
十分なギャラについては、分かりやすいですよね。
耳コピで余分にかかる労力や時間の分もギャラを支払っているなら、
オッケーでしょう。
(それでも、その時間をもっと有効に使いたいと思ってるでしょうけど)
もしくは、
あなたのパフォーマンスがすごくかっこいいから、ギャラとか譜面の労力とか関係ない、あなたとできる事が幸せです
と思えていたら、それでもいいでしょう。
でも、そうじゃないよね?
![f:id:mendoko:20170211011656j:plain f:id:mendoko:20170211011656j:plain](https://www.mendokotyoi.com/wp-content/uploads/hatena/20170211011656.jpg)
だいたいの場合、すっごい上手いわけでもなくて、
単なる勉強不足の方ですよね?
「譜面ないんです。。。」で、
多少なりとも、ミュージシャンから苦い顔されてますよね?
なぜか分かりますか?
譜面を描くのに、特別な才能なんていらないからです。
勉強すれば誰でもできる事だからです。
譜面が誰でも書けるって???
オーケストラに演奏してもらうための譜面をかけというのは、
すぐには無理でしょう。
譜面がない曲を耳コピで、と言われても、なかなか難しいかもしれない。
そういう事は、できる人に頼みましょう。
お金をお支払いして、きちんと依頼しましょう。
自分でやりたいなら、今すぐに勉強しましょう。耳を鍛えましょう。
今言ってるのは、それじゃない。
ダメなのは、
・上記のような特別なスキルがなくてもできる事、やればできるような事をやらない
・その時間や努力を惜しんで丸投げ、そして他人の時間を奪う
という行為です。
それって、これと同じ
例えば、ドイツの人が日本に来たとしよう。
ドイツ語で、話かけてくる。
「ここは日本ですけど?」 って思うでしょ?(英語の存在はここでは無視)
でも、
話せなくても一生懸命ことばを調べて伝えようとしたり、
日本語の書いたガイドブックを指さして何かを訴えていたら、
その人が何を伝えたいのか、受け取ろうとするでしょ?
「私日本語ムリです」といってドイツ語を押し付けてくる人のために、
忙しい時間を裂こうという気になれますか?
大事なのは、言葉じゃないかもしれない。
ハグや握手、笑顔から伝わることも、もちろん大事。
でも、先程の2つの違いはわかりますよね?
それと同じです。
音楽という場所なんだから。
あなたは、音楽をやろうとしてミュージシャンに声をかけているんだから、相手の言語に歩み寄らないと。
音楽をやる上で、譜面だけが大事なわけじゃない。
実際に何かを表現すること、空間に存在する音。
もちろんそれが大事。
でも、譜面を使って、もっと効率よく時間を使いましょうよ。
その時間を、いい音楽を作るために使いましょうよ。
相手のフィールドに言語を合わせる努力ぐらい、しましょうよ。
ではどうすればよいのか???
次に続く