音楽

ホルンの楽譜と実音の楽譜の書き換え方法【移調楽器】

今回の記事は

移調楽器の楽譜と実音の楽譜の書き換え方法【ホルンの場合】です!

 

これは、管楽器の人なんかは自然とできることかもしれませんが、ピアニストや歌の人にとってはホントにややこしい!

 

特に絶対音感の人なんかは 「ドはドでしょ?」って感じだと思うのでチンプンカンプンでしょう。私もそうでした。

最近ようやく理解できるようになったので、かみ砕いて記しておきます!

移調楽器と実音

今回はホルンの場合で説明しますね。

 

ホルンってなんぞや?という方はこちらへどうぞ。

ホルン – Wikipedia

 

 

ホルンの人が、ホルン用に書かれた楽譜(inF)を見て素直に音を出すと、ピアノの人が思っているのとは違う音が出ます。

 

まずここです。

同じ楽譜を見ても、楽器によって出てくる音が違うという事です。なんてこったい。

 

そこで発生するのが下記のケース

 

【ケース1】

・ホルン用(inF)の楽譜が手元にある。

 

・実際に出る音はどの高さ、どの音になるの?

 

例)ホルン用の楽譜を見てピアノで伴奏する時など

 

 

【ケース2】

ホルンの人に楽譜を渡すとき。

 

ピアニストが普段使っているような譜面を渡すと、とんでもないことになります。

(対応してくれる方もいるかもしれませんが、基本NGです)

 

 

こんな時どうしたら良いのか?

 

 

 

 

ホルン(inF)の譜面を見てホルンを演奏した時に出てくる音

 

ホルンの人が、ピアノでいうところの「ソ」の音符を見て音を出したら、

ホルンから出てくる音は、その「ソ」より完全5度下の「ド」です。

 

 

この譜面見てホルンを吹くと、、、

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この音が出ます。

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ホルンの人に楽譜を渡す時は(ホルンの記譜)

ホルンの楽譜は、実音よりも完全5度高く記譜されています。

 

すなわち、ホルンの人に渡す楽譜を書くときは「実音よりも5度高く書いて奏者に渡す」という事です。

 

いわゆる、「真ん中のド」の音を出してほしいとき、ホルン用の楽譜には、「真ん中のドの完全5度上のソ」を書きましょう。

 

この音を出してほしかったら、、、

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 こうやって書きましょう

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大事なのは、必ず、

完全5度上げて書く

ということです。

 

オクターブの関係性が変わってくるので、ド→ソのような覚え方ではなく、

「完全5度上げて書く」と覚えましょう。

 

 

 

まとめ

実音→ホルン譜にしたいときは完全5度上げて記譜する

 

この基本がしっかりと分かっていれば、移調楽器の譜面を実音に直す作業も簡単ですね!

 

  • 最後までお読みいただき、ありがとうございました。